日本の西南部で記録されており、かつてはトサヒラズゲンセイと呼称されたこともある、高知県を代表するコウチュウ目ツチハンミョウ科昆虫の1種で、高知県では準絶滅危惧種に指定されている。成虫は5月中旬から7月初旬にかけて、主に平野部のキムネクマバチの巣の周辺で見つかることが多い。クマバチの巣内でヒラズゲンセイの幼虫、擬蛹、蛹の各ステージが発見されることから、幼虫はクマバチ成虫が集めた花粉団子を食している労働寄生者であると思われる。クマバチの幼虫を食しているかどうかは未確認である。ヒラズゲンセイの卵は小型で多数の卵がクマバチの巣内に産み付けられる。孵化した幼虫はクマバチ成虫の体にとりついて、巣外に出ることも明らかになっているが、一度外に出たヒラズゲンセイの幼虫が再びどのようにして、クマバチの巣内に入るのかがまだ分かっていない。写真はいずれも2004年から2006年にかけて、高知大学農学部キャンパス内で撮影したもの。