朝倉キャンパスにほど近い鏡川に咲くコスモス

2019年度四国地区理論物理学セミナー「原子核から超新星爆発の世界を探る」
― The 42nd Shikoku Seminar ―

開催期間:2019年12月7日(土)10時半 〜 8日(日)16時頃   開催場所:高知大学理工学部(朝倉キャンパス)


開催趣旨

重力崩壊型超新星爆発は、重元素を周囲にまき散らして次世代の星の誕生に影響を与えるのみならず、宇宙線発生の現場にもなり、さらには中性子星やブラックホールの誕生へとつながる大変重要な高エネルギー現象である。しかし、物理の知識を総動員した数値シミュレーションによって超新星爆発を再現する試みは困難をきわめる。解決の鍵となるニュートリノや原子核物理の諸問題に精通されている住吉氏をスクール講師としてお招きし、現状での問題点を整理し、今後の展望について議論する。また、一般講師には短い講演により、スクールのテーマである「原子核から超新星爆発の世界を探る」を含む多方面の理論物理学の問題を提起していただく。京都大学基礎物理学研究所の地域スクール・ワークショップ制度のサポートを受けて開催される。四国および近隣の理論物理学に携わる研究者、大学院生が主な参加者であるが、メーリングリストを通して、全国の研究者や大学院生に参加を呼びかける。


会場

高知大学理工学部2号館(地図はこちら、アクセスはこちら
5階共通セミナー室1

●会場ではeduroamをご利用いただけます。

●宿泊等の手配は各自でお願いいたします。ホテルは、JR高知駅やはりまや橋の周辺がおすすめです。

●車でお越しの場合は、1日500円でキャンパス内に駐車できます。駐車スペースは数か所ありますが、グラウンド北側のスペースがおすすめです。

●12/7の晩には「居酒屋大吉」(地図は↓)で懇親会を開催する予定です。また、12/8昼食用のお弁当をまとめて注文する予定です。参加・注文については、12/7に会場にてうかがいます。

居酒屋大吉

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スクール講義・一般講演

招待スクール講師

住吉 光介 氏(沼津高専)
講義題目:「原子核から超新星爆発の世界を探る」(90分×4)


一般講師

長尾 桂子(岡山理科大):「暗黒物質の速度分布非等方性の検証可能性について」

西山 精哉(高知大):"Remarks on the Mean-Field Theory Based on the SO(2N+1) Lie Algebra of the Fermion Operators"

松尾 俊寛(阿南高専):"Geometric phase in Langevin systems"

李 東奎(高知大):「2カラーQCDの低温高密度における相構造」

高橋 淳一(早大):「調和トラップに捕捉されたボーズ・ポーラロンの空間分布と量子デプリーション」

田島 裕之(高知大):「強相関フェルミ粒子系の多体理論:冷却原子気体から非対称核物質へ」

畑 知宏(高知大):「スピン自由度をもつ量子不純物系のダイナミクス」

平口 敦基(高知大):「非可換ビアンキ恒等式の破れによるモノポールとクォーク閉じ込め機構」

森本 雅智(高知大):「行列式型相互作用を考慮したNJL模型による高密度クォーク物質のスピン偏極の解析」

香川 愛(高知大):「テンソル型相互作用を考慮した3-フレーバーNJL模型での可能な凝縮相とクォークスピン偏極」

松阪 幸多(高知大):「擬ベクトル凝縮を含む南部ゴールドストーンモード」

富樫 甫(九大):「高密度物質の状態方程式とコンパクト天体への応用」


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集合写真

連絡先

飯田 圭
高知大学理工学部