干潟の砂や泥の起源

川は山からいろいろな場所を旅して海にたどり着きます。その旅の中で、川は様々な土地の石や土をいっしょに運び、流れの中で岩や石をくだき、砂をつくります。大きな岩や石は上流の方で川底に沈んでしまいますが、下流にゆくにしたがって流れがおだやかになると、小さな石や砂も川底に沈むようになります。

このように、様々な土地の岩石からできた砂や泥が海に流れ込みます。波の穏やかな干潟では砂や泥が積もり、波のある砂浜では泥は流されてしまい砂が積もります。波の荒い磯では砂や泥は積もりません。

干潟の砂                        砂浜の砂

こげ茶色っぽく見える干潟の砂もルーペや顕微鏡で見てみると、透明なガラスのような粒や色の付いた粒があって鮮やかに見ることができます。透明なガラスのような粒はセキエイと呼ばれる石です。セキエイは地下の深く、マグマの中で作られる石です。

<最初のページへ>      <←もどる>      <すすむ→>