チリ地震津波ビデオ

津波の実体をとらえたフィルムが発見されています。将来の防災のために役立てばという撮影者やフィルムの所有者の方々のご厚意から、これらの映像をお借りして様々な機会に紹介しています。ここでお見せできるのはほんの一部分でしかも不十分な画質で申しわけありませんが、是非ご覧下さい。

津波の映像は世界的にみても非常に少なく、とても貴重なものです。

これらの映像は昭和35年(1960年)5月24日に須崎港内で撮影されたものです。
チリ地震は近代的な観測手段でとらえられた地震としてはもっとも規模が大きな地震で(マグニチュード9.5)、日本では東北地方を中心とした太平洋岸各地で被害を受け、死者・不明者は124名に及びました。

須崎市へは24日の未明に津波の第一波が到着しており、撮影された津波はすでに何波目かであると思われます。須崎市はこの14年前に昭和南海地震による津波に襲われており、適切な避難によって幸い一人の死者も出しませんでした。

この時の須崎の津波の高さは2m程度でしたが、港内にもかかわらず渦巻く津波には迫力があります。この映像からは、津波が単なる波ではなく、異常に高くて速い潮の満ち引きのようなものだということがよくわかります。


!!!ファイルが重いので注意して下さい。再生には QuickTime が必要です!!!


三好さんの映像 20秒(390K)
 撮影:三好賢司氏 提供:大家順助氏、岡村真男氏

森岡さんの映像 32秒(590K)
 撮影:森岡成功氏 協力:KUTVテレビ高知


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