多核緑藻バロニアの成長にともなう細胞伸長様式の変化 多核巨大細胞性緑藻バロニア(Valonia utricularis)の藻体は、こん棒状の巨大細胞が連なって出来ており、室内培養においても同様の形態を示す。細胞の切断により誘導される傷害治癒反応により、球形細胞が形成されるが、この球形細胞も成長に伴ってこん棒状になる。球形細胞がこん棒状の細胞に成長するとき、成長部 が局在しない散在成長から局所的な成長へと細胞の成長様式が変化することが予想される。本研究では、この変化を明らかにするために、大きさ約1 mmの球形細胞の成長における細胞の大きさと形態の変化を観察し、それに伴う細胞成長の局在性を調べた。 |
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