Photo Gallery - Part 1 導入編

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どーも,どーも  


2001年10月,北海道へ行った際に襟裳岬まで足を伸ばしました.なかなか印象深かったです.

日高山脈の延長部が海に没するところが襟裳岬.さらに沖合い45kmまで続いているそうです.西岸は海食崖,東岸は海岸段丘が発達し,年中強風が吹いています.写真では見えませんが,岩礁の一角にアザラシの一群がいます.双眼鏡でははっきり見えました.
豪快な朝のコンブ漁.ウェットスーツを着込み海に飛び込んでコンブを採ってきます.かなりの数の人が海に出ていました.波は荒い.
年配の方は海に飛び込まず,もっぱらコンブを束ねる係.軽トラックの荷台がどんどんコンブで埋まっていきます.
襟裳へ向かう途中の日高地方は別名サラブレッド銀座.「オグリキャップ」,「ナリタブライアン」なんて看板もありました.私は別に競馬ファンではありませんが,それにしてもいい風景です.新冠町にて.


1997年から毎年秋にインドネシアのスラウェシ島マナドとその北方にある島にGPS観測に出かけています.そのスナップショットです.この仕事は名古屋大の木股さんと共同で行っています.

日本からシンガポール経由でインドネシア・スラウェシ島北部のマナドに着きます.ここから船でサンギヘ諸島,タラウド諸島へ向かいます.フィリピンのミンダナオ島とスラウェシ島を結ぶ観測をしているわけです.右の図にあげた地点で,我々とその仲間が観測をしています.
シンガポールの高層ホテルのベランダからの街の様子.ものすごい都会です.
シンガポールのホテルにて.明日からの質素な生活を前に,一晩のみ優雅な気分に浸る.しかし,酒が日本よりはるかに高いのはいただけない.しっかり日本から免税品を持ち込みます.
マナドに着いた.マナドの観測もスタートした.さあこれから島に向かうぞ.マナドの港にて.写真のような木造船に一晩揺られます.もちろんエアコンはありません.赤道直下なので,走り出すまではサウナ風呂です.ところで,真中の船に乗るにはどうすればいいかわかりますか? 岸壁に近いほうの船を超えていきます.つねに混雑しているので,これが大変な労働です.
タラウド諸島の観測点があるメロン村に到着.日差しが痛い.数年前まで昼間は電気がありませんでした.こんな小さな村に,国策上の小さな飛行場があります.その敷地内の測量基準点を観測に使います.
海岸の木立のすぐ向こうに村でただ一軒のロッジがあり,いつもそこにお世話になります.暑さに耐えられないときは,この海岸の木の下で涼みます.毎年のことなので,村人は,またあいつか,という顔で通り過ぎます.
ロッジのVIPルーム.エアコン,扇風機,冷蔵庫はありません.シャワーとトイレは桶に貯めた水を使います.部屋の灯りは本当に暗くて,夜は本も読めません.それなのにSONYプレイステーションがあります.日本のサッカーゲーム(音声は日本語そのもの)を大人が夢中でやっています.
ロッジの玄関より.午前中はここに座って読書,夕方はラジオを聞くのが日課です.でも,西に向いているので,午後は暑さに耐えられません.そんなときは道向こうの海岸の木陰に逃げます.
ロッジの経営者夫婦.これまでに1週間×5回お世話になっています.3食,おやつ,すべておばさんの手料理.基本は米と魚とバナナ.野菜炒めとインスタントラーメンがつけばご馳走です.
タラウド諸島メロン飛行場内の観測点.測量基準点の真上に三脚でGPSアンテナを固定しています.後ろはマナドから飛んできた飛行機.実はこの飛行場で飛行機を見たのは5年目にして初めて.最近数年間の経済状態が悪く,ローカル線のフライトが途絶えていました.実に記念すべき写真です.
メロンの隣村の沖合いに旧日本海軍の軍艦が沈んでいるというので見に行きました.沈没船までは海岸から100mくらいですが,このボートで漕いで行くというので最初躊躇しました.右に写っているのはバンドン工科大学の学生のDudyさん,現在は名古屋大学大学院環境学研究科にいます..
こんな形で船の舳先だけが海上に顔を出しています.この船は戦争末期モロタイ島を出てタラウド付近まできたところで米軍機の攻撃を受けました.戦争終結までの数ヶ月間,日本軍人が村内で生活していたそうです.
反対側に回るとこんな感じ.村内の林の中には旧日本兵の生活の跡が見られます.最初にメロン村に来たとき,片言の日本語を話す老人がいました.直接戦闘があったわけではないので,日本人に対する感情は悪くありません.
沈没船を見学した後,村内でカメラを出したらあっという間に人が集まりました.私の向かって左のおじさんは私が泊まっているロッジの主人.
島での観測を追えマナドに帰ってきました.島から戻るとマナドが大都会に見えます.水道ひねれば水が出る,夜でも本が読める,食事を選ぶ自由がある,等々.遠くに見えているのはクラバット火山(1995m).
観測業務を終えマナド近郊へドライブ.スラウェシ島北部を形成する東西に細長いミナハサ半島,そこでの典型的な住宅です.ただ今建築中.
建築中の住宅の2階ベランダに勝手にお邪魔して記念写真.
マナド近郊は火山や温泉が豊富.ここはいわゆる地熱地帯で,地面がほかほかです.硫黄のにおいが鼻につきます.立ち入り禁止とかにはなっていないので要注意.一番手前は高知大の恵口君.赤い帽子姿はバンドン工科大のMipi氏で,我々の観測を取り仕切っています.
明日はインドネシア出国.最後の晩餐はインドネシアはスマトラ島名物のパダン料理.座っただけで注文もしないのに小皿に載った料理が何種類も出てきます.食べた分だけ料金を払うシステムで,好きなものを好きなだけ食べられます.余ったら? 当然次の客に回されます.左は名古屋大の木股氏,右は高知大の大庭君.
宴のあと.パダン料理は辛いので有名.マナドはパダンから遠く離れているのでマナド風のアレンジがしてあるようですが,マナド料理も辛いので有名.本場通りとはいかないまでも,やっぱり辛い.でも,この辛さは病みつきになります.
いよいよ出国.マナドの常宿のロビーにて.シンガポール経由で明日の朝は日本です.向かって左端がホテルのオーナー.毎年来ているので,オーナーとも従業員ともすっかり気心が知れています.


私の仕事の道具を紹介します.GPS(全地球測位システム)のアンテナ風景です.

高知大学理学部屋上の観測点.右側のカバー(レドーム)に覆われているのはチョークリング付クロスダイポールアンテナ(連続観測用).左側はマイクロストリップアンテナ(試験観測用).
レドームに覆われたチョークリング付クロスダイポールアンテナ.知る人ぞ知るDorne Margolin Tというやつです.高知大観測点(KOC2)とはこれを指します.年中連続してデータを取っています.
マイクロストリップアンテナ.台はステンレス板とパイプ,小物で組み上げたオリジナル製品です.板を2〜3枚重ねればかなりの重さになり,床に置くだけで自重でアンテナを固定できます.シート防水等で床に手を加えられないときに重宝しています.
一番簡単かつ確実なアンテナ固定方法,それは測量用ボルトをコンクリートに埋め込んでしまうこと.(左)直径16mm,長さ80mmのボルト,(中)ナット,(右)コンクリートに埋め込んだ状態.エポキシ樹脂系接着剤を使っています.穴を開けるバッテリーハンマードリルも愛用品です.
ボルトにアンテナを固定した様子.がっちり固定されていますが,こうすると別の問題点も生じます.それがわかれば,あなたも立派な測地学会会員になれます.
Part 2 神津島・銭洲編
Part 3 北マリアナ編
Part 4 バンダアチェ(スマトラ)編