2018 海洋生命・分子工学実験 II (遺伝子工学的実験法)

5 月 31 日のデータ



SDS-PAGE の結果

5 月 31 日の実習終了後,室温で緩やかに振盪しながら染色をしました。染色は計 1 時間
行いました。染色液は,0.25% クマシー・ブリリアント・ブルー(溶媒は,45% メタノール,
10% 酢酸)です。その後,軽く水洗いして,脱色液(25% メタノール,10% 酢酸,2.5%
グリセリン)に移しました。脱色液につけた状態で 30 分,室温で緩やかに振盪しました。
軽く水洗いした後 10% 酢酸に一晩浸けておきました(振盪はしていません)。これを
透明シートに挟んで,スキャナーで画像にしました。

電気泳動マーカー(M)のバンドは 6 本見えますね。上から順に 120 kDa90 kDa48 kDa
36 kDa28 kDa20 kDa です。mCherry が正常に発現したとき,どれだけの分子量になるか,
アミノ酸配列から計算してみましょう。 インターネット上でも,アミノ酸配列を入力すれば
分子量を計算してくれるソフトくらい幾らでもあるでしょう。
例えば Swiss Institute of Bioinformatics が提供しているサイトこちら ) とか・・・。
自分の使いやすいサイトを探してみてください。

IPTG (-) と IPTG (+) ではっきりと量に差のあるバンドがありますよね。それが mCherry です。

アミノ酸配列から予想される分子量と,SDS-PAGE 上の “見かけの” 分子量は,一致して
いますか? もしも,ずれているとしたら,どうしてでしょうね?


SDS-PAGE の結果

各レーンのサンプルは:
1: 米なす(IPTG - )
2: (ゆ)(IPTG + )
3: 土井(IPTG - )
4: 横田(IPTG + )
5: 上(IPTG - )
6: 片岡(IPTG + )
7: 碓井(IPTG - )
8: 久保田(IPTG + )





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