有毒・有害プランクトンの定量的検出法の開発ならびに発生予知法の開発 

有毒プランクトンは,そのサイズはとても小さいのですが,これが作る毒は強烈です。 よって海の中でこれらがたとえ低濃度で発生した時であっても,貝や魚がしばしば毒化します。
よって,これらの毒化が起こる前に,できるだけ早く有毒・有害プランクトンの発生をキャッチする ことがとても重要となります。これを行うことにより,養殖しているカキなどを,安全な海域に避難 させることが可能となるからです。

そこで,当研究室では,海の中に棲息する多くの無害なプランクトンのなかから, 有毒・有害プランクトンを正確かつ高感度に検出・定量可能な,遺伝子情報を用いた手法の開発に取り組んでいます。

また,アメリカの研究所(MBARI)において 研究が進められている,海の中で発生している有毒・有害プランクトンを自動的に検出・定量可能な機器 (写真:ESP)の開発にも協力しています。

海上でのESP設置風景

 

 


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