1) マウスの解剖と細胞数のカウント
○マウスの解剖
今回の実験では,マウスの解剖と,脾臓から回収した細胞数の計測を行いました。
解剖については,心臓,肺,脾臓,胸腺の観察などはみんなしたと思います。。班,個人によっては
その他の臓器についても観察していたようです。解剖についても,レポートに目的,方法,結果を
まとめること
マウスの生命を無駄にしないためにも,しっかり復習してください。
○細胞数のカウント
今回の実験では,マウスから脾臓を摘出しました。その後,メッシュとガラス棒を使って
脾臓をすりつぶし(ほぐし),バラバラにした脾臓細胞として回収しました最後に,血球計算盤を使って,
各班が回収した細胞の数を計測しました。実は,皆さんが顕微鏡下で観察した細胞は,そのほとんどが
赤血球です。実際にハイブリドーマを作製する場合は,きちんと B 細胞を見分け,B 細胞の数を数える
必要があります。
(トーマ type の血球計算盤の計測マス) (↑培養皿への分注__これはやってない))
●課題●
@ マウスの解剖と細胞数のカウントについての課題は,細胞数のカウントの問題です。
皆さんが脾臓から回収した細胞の懸濁液(赤色の培養液)に含まれる細胞の密度を求めてください。
レポートには,最終的な答えだけでなく,その計算過程も示してください。(計算式の近くに何を求めるため
の計算なのか簡単な記述も添えるとなおよい)
つまり,血球計算盤を使って数えた数字からどのようにして,目標の細胞密度までたどりついたのか,レポートを
読んだら誰でも分かるように書いてください(砂長が読んでわかならなければ,ダメです)。
答えは,計測マスのそれぞれから求めた 3 つ(3 人分)の答えをレポートに書いて下さい。
細かい計算過程は,1 つ分だけかいてあれば OK です。
皆さんは,1 つの計測マスあたり 5 区画分の細胞数を数えました。
注意するポイント!!
・最終的に求める答えは,細胞の密度(濃度)です。単位は「XXX cells / ml 」とする。
・計算盤で細胞数を数えた細胞懸濁液は,元の細胞懸濁液を希釈してある。どれだけ薄めた??
・→薄めずに原液を計測したので,元の密度に変更する必要はないですね。
・1 区画は,0.2 mm X 0.2 mm X 0.1 mm = 0.004 立方mm
・一辺が 1 cm の立方体の体積が 1 ml 。 じゃあ,0.004 立方mmは,何 ml ??
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