●切片に対する免疫染色の結果
各写真の左の番号がグループの番号です。
写真は左がギムザ染色した切片の写真,右が免疫染色で,Vasa タンパク質を検出した切片の写真です。
写真に付けた記号が表している組織や器官などの名前を説明します。記号から引き出し線がのびていない
場合は,器官や細胞に重ねて記号をつけています。
・t: 精巣 (精巣の外周は精巣上皮,その入れ物の中に精原細胞,精母細胞がある))
・o: 卵母細胞(大きさの違う細胞がいろいろあります)
・d: 消化管 (胃や腸などの区別があるが,ここでは,まとめて消化管とする)
・e: 内柱(尾索類 頭索類 円口類に特有の器官)
・p: 鰓かご(鰓かごの断面を見た時に空間になっているところに p の記号がついている)
・jp: 生殖前駆細胞 (いくつかの前駆細胞で細胞塊をつくっている)
・c: 切片には,間充織細胞(血球)が多数含まれています。点々や粒粒に見えています。
間充織細胞には何種類かが知られていますが,ここでは詳しく説明しません
※写真を見るときの注意
ギムザ染色で染めた切片の写真では,主な器官や細胞の種類に記号を付けて,説明を付けています。
ただし,写真に写っている全ての器官,細胞を説明することは出来ません。例えば [C] で説明した間充織細胞
は,切片にたーくさんあります。けれど,引き出し線がついているのは,そのうちのほんのちょっとだけです。
免疫染色で染めた切片を見るときも要注意です。免疫染色で染まっている細胞の全てに記号がついているとは
限りません。皆さんがよく観察して,青に染まっている細胞があれば,きちんと説明してください。その細胞の種類が
分からなければ,是非,質問して下さい。 皆さんがどのくらい写真を観察しているか楽しみにしていますよ。
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