生体機能物質工学セミナー 

ホ ヤ神経管形成に関わる遺伝子メカニズム

講師: 西方敬人先生(甲南大学理工学部)
《 終了しました。聴きに来てくれたみなさん,ありがとうございました。 》



細胞の追跡
図 1: 赤く光っているのは神経管をつくる細胞

Nut-lacZ
図 2: 神経管特異的に発現する遺伝子の上流調節領域 に lacZ 遺伝子を連結して胚に導入すると,lacZ 遺伝子が神経管で発現する。

西方敬人先生 (甲南大学理工学部生物学科・発生生物学)は,ホヤの胚を用いて,細胞の分化運命決定の仕組みについて研究してこられました。最近では,神経管形成に関わ る遺伝子の機能解析を展開しています。左図は,ホヤの尾芽胚です。ホヤの神経管は,青く染まっている部分です。ホヤの神経管は背中側にあり,このことは, 広い動物界でホヤと私たち脊椎動物が近縁であることを示すひとつの証拠です。今回のセミナーでは,ホヤにおいて,神経管がどのような仕組みで組み立てられ るかをお話していただく予定です。ホヤの神経管形成の仕組みがわかれば,ホヤよりはるかに複雑な脊椎動物の神経管形成の仕組みについてもいろいろなヒント が得られることが期待できます。


お問い合わせは 藤原滋樹( tatataa@cc.kochi-u.ac.jp ) まで



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