宮城 2011年4月(4)
三陸海岸にはほとんど湖沼がないので試料の採取はできませんが、リアス式海岸なので仙台平野などに比べて津波高が高くなります。そこで三陸の南端である女川町まで足を延ばしました。
石巻市の市街では、まだ幹線道路が冠水(おそらく海水)しているところがあります。
女川の街に入ると、家がありません。
屋根の上に車が。
夕方でしたが人影はなく、津波というより、戦争にあった街並みのようでした。
右のビルは横転しています。
左の白いビルは、少なくとも5階まで浸水しています。
海岸付近の津波高は15~16mで、この高台の上に建つ町立病院の一階まで浸水しました。
広くて立派な階段は、津波避難路として作られたものです。
病院の敷地から見た市街地。右側が海で、この視線の高さまで津波が到達していたことになります。