Web教材 水の状態変化  Ver. 1.12 (2009/5/10)

3.水の気化(沸騰)

水が気化すると体積が増大していく様子がわかります.

96個のH2O分子(= 192個のH原子 + 96個のO原子)からなる液体の水を,300℃(= 573 K)に保持しました.
時間とともに,内部エネルギー E が少しずつ上昇し,密度 D は減少していきます.
気化が始まっているのです.

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気化が始まっている様子





















最初のうちは,水分子(H2O)が互いに近い距離を保ちながら泳ぎまわっています.





















やがて,分子間の距離が広がっていくとともに,箱全体の体積も増大していきます.





















さらに,いくつかの分子が時々まっすぐ飛んでいく様子が観察されるようになります.

もう少し長いアニメーション(1分21秒間)を見る (AVI形式,30 MB)

  1. 全体をながめてみましょう.H2O分子はどれもいそがしく動いていますね.
  2. どれか1つのH2O分子を目で追いかけてください.おもしろい動きをしていますよ.
    (どんな動きをしていますか?まっすぐ飛んでいましたか?
    どうしてこのような動きをするのか,繰り返し見てぜひ考えてください.)

なお,アニメーションをさまざまな方向から眺めたい方は,gfa形式のファイル liqvap-3D-c01.gfa (5.4 MB)をご利用ください.
(使用法はこちらをご覧ください.)

Copyright by

高知大学教育学部 赤松研究室 赤松 直,南場 功充
岐阜大学教育学部 川上研究室 川上 紳一
東京工業大学地球惑星科学専攻 河村研究室 河村 雄行

協力者

室蘭工業大学工学部材料物性工学科 澤口 直哉