ビブリオバトルとは
今回KiTでは高知大学人文学部の中道先生をお招きして,ビブリオバトルの紹介をしていただきました。昨年の第一回高知大会の優勝者である高知大学教育学部一年生の数田さんをゲストに実演をしていただき,飛び入りの小笠原さん,上田先生とバトルをしていただきました。
ビブリオバトルとは,自分が読んだ本の紹介プレゼンをやって,どのプレゼンが良かったかを競う競技です。参加者は読んでみたいと思ったプレゼンに対して一票を入れます。
地区予選,首都大会が毎年行われています。高知県も2012年から参加しています。
本の紹介を通して裸になる場です。これをいやがる学生もいるんだそうです。だから上っ面だけのつきあいしかできないんですね。これを通じてもっと仲良くなれるかも。
ビブリオバトルのルールと手順
・自分が紹介したい本を持って集まります。
・持ち時間は一人五分で,使い切ります。 *なぜ5分なのか?
・メモを読んではいけません。
・本の中身を一部読み上げるのはOK
・3分程度のディスカッション
・投票により一番読みたくなった本=チャンプ本を決める
ビブリオバトルに期待できること
なぜバトルなのか?と思われる方もいるでしょう。そもそも谷口氏が面白い本を知りたいための仕組みとして考えたモノだそうです。読書量を増やすこと,面白い本を知ることだけが目的であればプレゼンを聞くことで目的は達成されたように思います。でも,バトルにすることによってもっといろいろな教育効果をもたらすことができるんです。
優勝すれば地区予選に,そして首都決戦に参加できます。優勝するためには,票を集めなければなりません。そのためには,参加者の顔ぶれを見て,その人たちに訴えるようなプレゼンをする必要があります。つまり,受け手の立場を考慮したプレゼンができることが求められます。そつなく間違いなくわかりやすく話すだけでは優勝できません。一方で,どれだけ熱意を感じるかも重要です。そこに感激して票が集まります。
・読書量を増やす
・面白そうな本が発掘できる
・“深い”プレゼンテーション能力が身につく