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研究室の方針
自立して研究を遂行できるプロフェッショナルな研究者の育成を目指しています。幅広い専門知識を習得し,様々な分析技術に精通することは言うまでもなく,以下の三つの能力を磨くように指導しています。
1. コミュニケーション能力
2. 問題を発掘し,主体的に問題を解決できる能力
3. これなら誰にも負けないと思える技術や能力
※研究者として必要最小限の知識や技術および能力を身に着けるためには,卒業研究の1年間では不十分です。大学院に進学し,3年間を通じて自己を磨くことを強く推奨しています。
研究室で身に着けられるスキル
本研究室は,化学・応用化学コースの他研究室とは違い,有機・無機物質を選択的かつ高収率で合成する新しい合成法の開発をめざす研究室ではありません。有機・無機物質を問わず,物質の持っているユニークな光・電気・磁気機能に着目し,その機能構造を追究するとともに,基礎研究に終始することなく,社会で実際に利用できる機能物質の開発を目指しています。
機能第一であり,優れた機能を発揮する物質であれば有機・無機物質を問いません。従って,所属する学生は,有機物質や無機物質に加え,複合物質など幅広い物質の合成・精製技術を習得することができます。
合成手法を探求する多くの研究室と同じようにNMR,IR,質量分析,元素分析など構造を同定する分析技術に加え,光,電気,磁気特性など基本物性を評価する分光法や電気化学的手法を習得することができます。
さらに,実際に利用される機能物質は,単結晶やフィルムなど固体状態で利用されることがほとんどです。研究開発に製膜や集積化技術および表面分析技術など,将来企業で材料開発をめざす研究者にとって必須の技術を取得することができます。
研究活動を通じて,化学のみならず物性物理学や生物学の専門知識についても,積極的に習得するように指導しています。化学的なものの見方をしっかりと身につけると同時に,化学と物理学,化学と生物学など境界領域分野を開拓する基礎的な研究能力の習得を指導します。
マッチングテスト
皆さんの中には,卒業研究は,将来,専門職をめざす人たちに必要なものであって,一般職や教職をめざす者にとっては必要ないと考えているかもしれません。しかし,渡辺研究室では,卒業研究を単なる専門知識や技術を身に着ける場とは考えていません。
研究テーマを通じて,「協力し合うことの大切さ」,「決してあきらめない強い意志」,「不断の努力や精進を怠らないことの重要性」を身をもって体験してもらう場であると考えています。
卒業するとき1年間を振り返り,大変だったけれども成長した自分がそこにいると,確信が持てるような1年間を提供したいと思っています。
研究活動は,自身と向き合う場でもあります.時には,自分の不甲斐なさに打ちのめされそうになる時もあります。そんな時に,自己を見失わないためにも,学び得た先に何をしようとしているのか,目標をしっかりと定めましょう。そのためにも,研究室は研究本位で選びましょう。
研究室選びの一助に,次のようなマッチングテストを設けてみました。渡辺研究室に興味のある人は,一度試してみてください。