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プレカット木造住宅高知駅構造試験機

より快適で安全な住生活を営むために、生活圏での森林資源の利活用を考え、自然環境と共生する社会を目指す


研究室の紹介CONCEPT

本研究室は、木質構造や木材利用に関した研究を行っております。

木質構造や木質材料、木材利用関連の技術相談・依頼試験・共同研究など、大歓迎です。メールでお気軽にお問い合わせください。(なお、下の装置の説明は、学生向けに書いてあります)


本研究室と実験設備の設置場所
 木工工作室:構造・材料関連の試験機(研究室のメインの実験スペース)
 第1機器室:電子顕微鏡をおかせていただいている
 1-2-13室:卒論生の研究室、ゼミスペース
 1-2-11室:シミュレーションソフトなど(野口の教員研究室)
 1-2-12室:休憩・お茶のみ場


本研究室の主な実験装置
(なお、下の装置の説明は、学生向けに書いてあります。)

構造試験機

  構造試験機は、耐力壁や接合部などの木造建築物の実大構造実験が可能な装置です。最大容量150kN、最大ストローク650mmの加力装置をそろえています。木造建築の構造試験のオーソドックスな試験機ですが、色々工夫することにより、様々な試験ができるようになります。この装置の導入で、やっと、高知大学でも「木材の建築への利用」や「木質構造」の教育研究が可能となりました。ついに手足がそろいつつあるという感じです。本研究室のメインの装置です。
ジャッキ 鉄骨フレーム


実大部材の曲げ及び接合部強度試験機

 実大部材の曲げ試験や接合部試験ができる、大型試験機を導入しました。動的試験以外は十分対応できる試験機です。迫力がある、材料や部材の実物大の試験、接合部の実物大の試験ができるようになりました。新しい木造建築の構(工)法の開発研究には欠かせない試験装置です。上の「構造試験機」と下の「万能強度試験機」を含めると、木質構造の研究設備の3種の神器(活発的に木質構造の研究を行っている研究室なら必ず揃えている主要研究設備)がそろいました。最大荷重容量:50tonf、曲げ試験スパン6mまで
 
 




油圧プレス機

 



100kN万能強度試験機

 万能試験機は、材料の強度試験をするのに大変便利な試験機です。最大容量100kN、クロスヘッドストロークは1250mm、0.005~500mm/minのスピードで試験ができます。圧縮・引張・曲げ・せん断試験の治具はそろっています。
(TENSIRON-UTC-10T)

       
            

構造解析ソフト
(コンピュータシミュレーション)

 木造関係の弾塑性地震シミュレーションが可能なすぐれたソフトです。シンプルなモデルを使えば、数万ケースのパラメトリックスタディも可能です。高知県は南海地震想定で、津波だけでなく、揺れも震度7地区が非常に大きいので、想定地震波が入手でき次第、手を出していきたいと思っています。また、震度7は、今の建築基準法では完全には保証されていないというのが専門家の本音です。

有限要素法解析ソフト
(コンピュータシミュレーション)

 3Dの弾塑性・破壊シミュレーションが可能なすぐれたソフトです。また、ソリッドモデルでの応答解析・時刻歴解析や熱伝導と力学解析を同時に行うなどもできます。いわゆるコンピューターシミュレーションの王道です。強度関連では、色々と使ってきましたが、木材の乾燥シミュレーションもやってみたいと思っています。当研究室では、実験だけでなくコンピューターシュミレーションとモデル化を合わせて、メカニズムの解明も行います。(右の図は白黒ですが、もちろんカラーでも出せます)


データロガー

 様々なデジタルデータをPCに取り込むのに使います。今年買ったばかりのものです。いい感じで計測できます。ひずみ関連12ch、電圧4chの合計16chの同時計測です。(共和電工)



バナースペース

高知大学農学部森林科学コース木材利用工学研究室

〒783-8502
高知県南国市物部乙200
mail:noguchi@kochi-u.ac.jp