宮城 2011年4月(3)

さらに仙台平野よりもやや北、七ヶ浜町の阿川沼を目指しました。海岸付近では、10~12mの津波高が記録されています。
ここは住宅地だったようですが、何もありません。

標高の違いによって、瓦礫の山となっている場所、被害を受けた場所、被害を受けていない場所が分かれています。

阿川沼です。ここも水が抜かれていました。

アクリルパイプの下部のやや白く見えている部分が、津波で運ばれてきた砂です。

捜索のために置かれたべニア板の道の上で作業を行いました。この板をはずれるとズブズブ沈んで身動きがとれなくなります。

阿川沼に流れ込んだ家と瓦礫。
街も海岸も総てが埃っぽく、マスクは必須です。

  

背後の住宅地はやや高台なので、津波の被害を免れています。手前の家は2階の部分だけが流されてきています。
湖底堆積物の採取は、牛橋河口から仙台平野に沿って北上し、この阿川沼で終了としました。

阿川沼近くの墓地です。ほとんどの墓石が立っており、揺れはそれほど大きくなかったことがわかります。

次へ進む >