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予想される津波

中央防災会議「南海トラフの巨大地震検討会」現時点で想定される最大の津波高として2012年3月に公表した図を下に示します。

図24.南海トラフの巨大地震による最大クラスの津波高分布(いくつかの津波高推計
の最大値の重ね合わせ)(中央防災会議「南海トラフの巨大地震検討会」、2012)

津波高の想定はまず波源域(波を発生させるところ)の位置、その動きを決定します。さらに海底地形や海岸地形を入力し、波の伝わり方を計算することによって各地点での波の高さが求められます。さらに地盤の隆起・沈降量や潮位の変化を加味して最終的な津波の高さが得られます。

上図の津波高は、もし想定できる最大クラスの津波がきたらこの高さになるという意味で、次回の津波がこの高さだと予測しているわけではありません。

津波の高さはちょっとした地形の変化などによって急に高くなることがあります。また「駆け上がり」と呼ばれ、谷間などでは海岸での津波高よりもかなり高いところまで波が到達する現象もあります。さらに、これらの予測は波源域とその動きをどう想定するかで結果にかなり差がでます。

予想された波の高さはあくまで目安と考えた方が良いでしょう。

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